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B2B の問い合わせフォームは、どこまで聞けば見積が出せるか

見積に必要なのは四つです。何を、いくつ、どの仕様で、どこへ届けるか。一つでも欠ければ価格は算出できず、返信は数字ではなく質問になります。そして往復が一度増えるたびに、三社に同時に聞いているバイヤーを取りこぼします。

多くの問い合わせフォームが聞くのは、氏名とメールアドレス、それに自由記入欄です。返ってくるのは「最良の価格をお知らせください」で、こちらの返信は質問にならざるを得ません。二、三往復する頃には、バイヤーはもう他社から数字を受け取っています。

対処はフォームを長くすることではありません。価格が本当に何でできているか、その四つだけを聞くことです。

価格を構成する四つ

項目これがないと価格が成立しない理由聞かないとどうなるか
何を:品名または図面材料と工程が決まる違うものを見積り、訂正の場面でまず信用を失う
いくつ段取り費はロットで按分される他のどの数量でも誤りになる単価を出すことになる
どの仕様で公差・表面処理・認証が原価を変える認証が要ると言われるまで、数字は正しいままでいる
どこへ運賃と税は相手が実際に払う金額の一部自社の工場渡し価格が、他社の着地価格と比べられる

数量欄は任意扱いにされやすく、しかも答えを最も大きく変えます。当方で作ったレーザー切断の試作では、ロットを 50 個から 100 個にすると一個あたりが負担する段取り費は半分になり、単価はおよそ五分の一下がりました。値引きではなく算術です。数量がなければ計算できず、勘に頼ることになります。勘で出した価格は、失った利益か、失った受注のどちらかです。

多く聞くことは、うまく聞くことではない

項目が一つ増えるたびに、問い合わせは減ります。その項目を残すかどうかの基準は狭くて構いません。その答えで価格は変わりますか。予算帯は価格を変えません。企業規模も変えません。「どこで当社をお知りになりましたか」も変えません。これらは数字を出した後の会話に属します。

  • 答えが価格を変えるなら、フォームで聞く。
  • 答えが返信する担当者を変えるなら、フォームで聞く。振り分けは一項目の価値がある。
  • 答えが自社の分析にしか役立たないなら、後で聞くか、聞かない。

図面そのものが仕様である場合

板金、機械加工、印刷といった領域では、図面がすでに答えの大半を含んでいます。ファイルを受け取って実際に読むフォームは、「バイヤーが自分の図面をこちらの入力欄に翻訳する」という工程を丸ごと省きます。その工程は必ずうまくいきません。彼はこちらが何を必要としているかを推測しているからです。

先の試作では、DXF から輪郭・切断長・穴数が直接取れます。材料と数量はバイヤーが入力します。ファイルには分からないからです。この分担はそのまま一般則になります。ファイルが知っていることはファイルから取り、知らないことだけを人に聞く。

その場で価格を出せないときに、ページに置くもの

すべての商売が画面に数字を出せるわけではなく、出せるふりをするのは出さないより悪い結果になります。ただ「追ってご連絡します」を具体的な言葉に置き換えることは、いつでもできます。何を送るのか、いつ送るのか。一営業日以内に正式な見積書が届くと分かっているバイヤーは待ちます。「送信ありがとうございました」だけを受け取ったバイヤーには、待つ理由がありません。

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