商品ページに構成ツールを作る価値があるのはどんなときか
組める仕様の数が、撮影できる枚数をはるかに超えたとき、構成ツールは元が取れます。その線より下なら、写真を増やすほうが安く、結果も良い。線より上では、売れているものの大半が撮られておらず、買い手は購入直前の品物を想像させられています。
当方が作った試作はタスクチェアでした。フレーム三種、張地四種、脚二種、任意のヘッドレスト、肘掛け二種。組み上がる椅子は九十六脚です。カメラが収めたのは、そのうち四脚でした。
この差がすべてを決めます。九十六のうち九十二には写真がなく、それを選ぼうとする買い手は想像を求められます。高額なものを想像で判断させられた買い手が出す答えは、たいてい「後で考える」です。
計算する
| 組み合わせ数 | とるべき手 | 理由 |
|---|---|---|
| 十数種まで | 全部撮る | 実写はどんなレンダリングにも勝る。十二枚なら一日の作業 |
| 数十から数百 | 構成ツールを作る | 撮り切ることはなく、撮っていないものこそ売れ筋の大半 |
| 事実上無制限 | 構成ツールと、定価ではなく見積 | その多様さでは価格も表引きでは決まらない |
まず組み上がる数を掛け算してください。一分で終わる計算ですが、「competitor がやっているか」という議論のどれよりも正直な答えが出ます。
最後まで使われるかを決める三つの規則
- 変化は見せる。説明しない。ヘッドレストを足したら、画面のヘッドレストが現れる。「ヘッドレスト付き」という一行は、彼が読まずに済ませたかったものそのものです。
- 変化は切り替えず、遷移させる。張地の色は切り替えではなく移り変わるべきです。切り替えは別製品に見え、遷移は同じ椅子に見えます。実際に同じ椅子です。
- 価格か画が変わる選択肢だけを載せる。それ以外は自社の都合で聞いている質問であり、質問が増えるたびに完走する人は減ります。
重要なのは、何を出力するか
きれいな絵で終わる構成ツールは、仕事の半分しか終えていません。買い手が最後に必要とするのは、そのまま次へ進める何かです。構成コード、仕様一覧、保存できるリンク。選んだ内容を問い合わせへ、見積へ、最終的には注文へ運び、途中で誰も打ち直さなくて済むもの。
社内側の価値もそこにあります。サイトから注文まで通る構成コードがあれば、工場が作るのは買い手が選んだ一台であって、誰かがメールから読み取った一台ではありません。仕様を打ち直したせいで生じる製作ミスの件数こそ、実際に消しているコストです。
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