こんな方に
価格表で売るのではなく見積で売る事業者です。メーカー、受託加工、卸、輸出。問い合わせフォームは氏名とメールと自由記述だけで、そこから生まれる一通ごとに、後続のメールが四通続いている状態です。
いま詰まっているところ
問い合わせには「御社製品の best price を送ってください」とだけ書かれています。営業は返信で尋ねます。どの製品か、数量は、材質は、公差は、納入先は。四つ聞いて返ってくるのは二つ。見積が出せる頃には一週間が過ぎ、買い手は他社の数字を手にしています。
具体的に行うこと
- 01見積を出すために社内が実際に何を必要としているかを整理します。たいてい三つか四つで、業種ごとに違います。この対話がこの仕事の前半です。
- 02見積カートを作ります。訪問者は複数の品目を異なる数量でまとめ、一度に送れます。品目ごとにフォームを埋める必要はありません。
- 03仕様を文章ではなく項目で尋ねます。材質、板厚、公差、仕上げ、納入先。返信どうしを比較でき、依頼を後から検索することもできます。
- 04ファイルを受け取れるようにします。図面、版下、表計算、旧部品の写真。見積が出せない問い合わせに欠けているのは、一文ではなくファイルであることがほとんどです。
- 05式として価格が存在するならページ上で計算し、存在しないなら無理に付けません。
- 06依頼を、社内が実際に見る場所へ届けます。見られている受信箱、CRM のレコード、あるいはその両方。担当候補が複数いるなら、誰に渡すかを運任せにせず先に決めます。
開いて確かめられる実績
下のデモを開いてみてください。レーザー加工会社の問い合わせページです。DXF を置くと、サイトが外形、切断長、穴数をファイルから直接読み取り、材質と数量で計算し、もとからあったフォームに結果を書き込みます。推測している箇所はなく、ファイルが第三者に送られることもありません。隣の販売店ポータルのデモは、同じ問題のもう半分、つまり価格が「誰が尋ねたか」で変わる場合を示しています。
触れる試作
よくいただく質問
- いわゆる「見積依頼」プラグインとの違いは何ですか。
- 既製のプラグインが用意するのは見積カートで、それだけで足りるなら使うべきです。用意しないのは、その業種の仕様を尋ねること、ファイルを読むこと、自社ルールを適用すること、結果を社内が働いている場所へ届けることです。当社が作るのはその後半です。
- 価格は隠さなければいけませんか。
- いいえ。混在させるのが有効なことが多いです。定価は公開しつつ数量は見積へ、あるいはカタログは公開して価格はアカウントの内側へ。大切なのは、訪問者がどのページでも次の行動を取れることです。価格も導線もないページこそ、問い合わせが消える場所です。
- WooCommerce と併用できますか。
- できます。併用でも置き換えでも構いません。一部はカード決済、一部は見積、という場合も同じカタログの中で両方の導線を持てます。サイト上で決済しないのであれば、WooCommerce 自体が不要です。
- 問い合わせは最終的にどこへ届きますか。
- 社内がすでに使っている場所です。受信箱、CRM、表計算、通知。これを正しく決めることはフォーム自体より重要なので、設定項目ではなく業務ルールとして扱います。
必要なことをお聞かせください
パッケージも価格表も出しません。金額は本当に必要なものによって決まります。何を誰に売るのかを教えていただければ、幅ではなく実際の答えをお返しします。
実際に手を動かす人間が直接お話しします。返信はたいてい 1 営業日以内です。

