GEO でよくある 8 つの間違いと、その確かめ方
· 2026年9月23日 に実画面で確認
GEO の問題の多くは特殊なものではありません。訪問者を返してくれるはずのクローラーまで一緒に遮断する、中身の伴わない llms.txt を置く、ページ上の事実が人間にだけ存在して機械側には無い。以下の 8 つには、それぞれ今すぐ実行できる確認方法を付けてあります。
ここでいう GEO は Generative Engine Optimization、生成エンジン最適化のことです。ChatGPT・Perplexity・Claude・Google の AI 回答に見つけてもらい、引用してもらうための話で、地理や地域ページのことではありません。失敗例ではなく全体像から入りたい場合は WordPress の GEO をどうぞ。
どの項目も同じ形式です:何が間違いか、自分のサイトに当てはまるかをどう確かめるか、何を変えるか。サブスクリプションも新しいプラットフォームも要りません。
1. AI クローラーを一括で全部遮断する
間違い:「AI にコンテンツを持っていかれたくない」と決めて、名前に AI が付くものを片端から遮断してしまう。しかしクローラーは一枚岩ではありません。訪問者を返してくれる側:OAI-SearchBot、PerplexityBot、Claude-SearchBot、Google-Extended:は、引用しリンクするためにページを取りに来ます。もう一方は持っていくだけで何も返しません。前者を遮断しても得るものはなく、参照からの流入だけが消えます。
- 確認:何かを決める前に、直近 1 か月に実際にどのボットが来たのかを名前で見ること:クローラーのログを取るのが一番手軽です。多くの運営者は、どのボットが来ていたのかを知らないまま AI を遮断するかどうかを議論しています。
- 直し方:「AI」という言葉ではなく振る舞いで判断し、そしてこれは経営判断として決めること。買ってもらうには自分のサイトに来てもらうしかない(デモを見る、ファイルを落とす、注文する)のであれば、言及される価値は失うクリックを上回り、学習系クローラーを通すのは筋の通った選択です。このサイトはそう決めました:robots.txt は全部通しています、意図的に。逆にコンテンツそのものが商品で、要約が訪問の代わりになるなら、結論は反対になります。確実に間違っているのは、名前で決めることだけです。
2. robots.txt を壁だと思っている
間違い:robots.txt に 1 行書いて、それで済んだことにする。robots.txt の記述は「お願い」です。従うと公表している事業者は従いますが、従わないと決めたものは従わず、このファイルはそれを止められません。
- 確認:ルールを追加したあと、そのクローラーがまだログに現れるかを見る。
- 直し方:本当に止めたいなら入口で止める,ページ自体を返さない。robots.txt の行は丁寧な版として残す。いま自分がどちらに頼っているのかを把握しておくこと。
3. 中身の伴わない llms.txt を置く
間違い:/llms.txt はあるが、そこに並ぶページが薄い、古い、あるいはファイルの記述と食い違っている。このファイルは索引であって、コンテンツの代わりではありません。もう一つの形もあります:2 つのプラグインが /llms.txt を出そうとして、勝ったのは自分が設定した方ではなかった、というもの。
- 確認:自分の /llms.txt をブラウザで開き、3 件ほどクリックしてみる。ファイルの記述と違うことが書いてあれば、問題はファイル側です。
- 直し方:索引は手書きではなく実際のコンテンツから生成する。そのうえで、いまどのプラグインが実際に配信しているかを確かめる:これだけで一本の記事になる話です。
4. 答えが 5 段落目にある
間違い:背景、立ち位置、物語から始まり、肝心の答えは 3 画面ぶん下。人は読み飛ばします。そしてページを要約するモデルには、先に出てきた他社の一文ではなく御社の一文を選ぶ理由がありません。
- 確認:見出しを隠して、冒頭の 2 文だけを読む。ページのタイトルが問うている質問に、その 2 文は答えていますか。
- 直し方:上のほうに自己完結した答えを置く。単独で引用されても意味が通る 2〜3 文で、「前述のとおり」は使わない。
5. 事実が人間にだけあって、機械側に無い
間違い:ページは完成して見えるのに、その裏の構造化データに、検索エンジンが必須とする項目が欠けている。画面上は何もおかしくないので、誰も気づきません。これは私たち自身がやりました:商品ページにはずっと画像があったのに、Product 構造化データに image が無かった,マーチャントリスティングの必須項目です。どのページも問題なく見えたまま、リッチリザルトが 3 週間出ませんでした。
- 確認:自分の商品ページ・記事ページ・FAQ ページを構造化データのテストツールに通し、エラーだけでなく警告も読む。
- 直し方:同じ事実の機械可読版を、装飾ではなくページの一部として扱う。画面にあってマークアップに無いなら、その 2 つはいずれずれていきます。
6. 重要な事実が画像の中だけ、あるいは JavaScript 実行後にしか無い
間違い:価格、仕様表、あるいは答えそのものがスクリーンショットの中にある、もしくはクライアント側で取得して描画される。JavaScript を実行するクローラーもありますが、しないものが多く、画像から文字を読むものはほぼありません。その事実は人間にはページ上にあり、機械には存在しません。
- 確認:ページのソースを表示し(開発者ツールの要素パネルではなく)、気にしている数字を検索する。届いた HTML に無ければ、無いものとして扱う。
- 直し方:事実は HTML に書き、画像は挿絵として残す。唯一の出典にしない。
7. 裏付けられない数字を権威の代わりにする
間違い:「10,000 チーム以上に導入」「業務を 70% 削減」「評価 4.9」,どこから来た数字なのか誰も辿れない。モデルは他の情報源と突き合わせます。他のどこにも出てこない数字は、ページ全体の確度を上げるどころか下げます。
- 確認:ページ上のすべての数字について「見ず知らずの人はどこで確かめるのか」と問う。答えが「こちらを信じてもらうしかない」なら、それは逆効果です。
- 直し方:確かめられる事実を使う,何が含まれるか、いくつあるか、いくらか、次に何が起きるか。確かめられないものは落とす。
8.「最終更新」が飾りになっている
間違い:ページ上の日付、あるいはマークアップの dateModified が、デプロイのたびに動くか、まったく動かないか。どちらも意味を失わせます。鮮度のシグナルは、それが本当であるときにだけ働きます。1 年前の内容を説明しながら最新だと主張するページは、正直に古い日付を出しているページより悪いものです。
- 確認:ページを 3 つ選び、「その更新日に実際に何が変わったのか」を問う。
- 直し方:内容が変わったときに日付を動かす。サイトを再ビルドしただけでは動かさない。
まず何をするか
1 つだけやるなら:実際にどのクローラーが来ていたかを確かめ、それから自分の冒頭 2 文を、初めて見るページのつもりで読むこと。引用されるサイトとされないサイトの差の大部分は、この 2 つで説明がつきます。
自分でやらずに任せたい場合は、固定料金のセットアップとして承ります:$199、3 営業日。同じチェックリストをお渡しするので、ご自分で検証できます。
よくある質問
- GEO と SEO は別物ですか。
- 名前から受ける印象より重なります。構造が整っていること、中身が本物であること、マークアップが正しいことは、どちらにも効きます。違うのは相手です。検索エンジンはページを順位づけ、生成エンジンは回答を組み立てて誰の文を使うかを決めます。そのぶん「引用できるかどうか」に重みが移ります:自己完結した答え、確かめられる事実、そして画面上にあるものの機械可読版です。
- llms.txt は必要ですか。
- 安価で害もありませんが、それはコンテンツの索引であって代わりではありません。指し示すページが薄ければ、このファイルは何も変えません。まずページを正しくしてください。
- GPTBot を遮断すると Google の順位に影響しますか。
- しません。GPTBot は Googlebot ではなく、遮断しても Google 検索には関係しません。二度考える価値があるのは Google-Extended(順位ではなく AI 機能に関わります)と、引用時にリンクを返す検索向きの AI クローラーのほうです。
- やった結果が出ているかは、どう分かりますか。
- 2 つを見てください。流入を返してくれる AI クローラーが戻ってき続けているか。そして直したページが、それが答えている質問で現れ始めたか。どちらも 1 週間では動かず、どちらも順位チェックツールだけでは見えません。
このガイドで使うプラグイン
AumVisoメタタグ、Schema、サイトマップ、llms.txt をひとまとめに。検索エンジンと AI にサイトを正しく読ませるための土台です。プラグインのページ →